安藤忠雄氏が手掛けた、「表参道ヒルズ」の写真と建築特徴をまとめています。
表参道ヒルズ
設計 | 安藤忠雄 |
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竣工 | 2006年1月 |
用途 | 商業施設・住宅(38戸) |
住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目12−10 |
公式サイト | omotesandohills.com |
特徴
東京・表参道の好立地に建てられた表参道ヒルズ。
建設前には、関東大震災の復興活動として「旧同潤会アパート」があった。
旧同潤会アパートは老朽化が激しく、設計者である安藤忠雄は、住民たちに説明をする。しかし住民たちのアパートへの愛着が強く(建設当初、日本初のRCアパートであり、人々の憧れであった)、なかなか立ち退きには賛成しなかった。
そこで安藤氏は住民たちと数年にわたり対話を続けた。
その結果、同潤会アパートの復元を一棟残すことで、表参道ヒルズの建設に合意することとなった。プロジェクト開始から約12年後、2006年に竣工した。
建築的特徴は、建物が半分地下に埋まっていること。
これは建物前にあるケヤキの並木の邪魔をしないようになっている。(安藤氏は建物と自然の融合を大切にしている)
さらに内部では、緩やかなスロープで構成されていて(スパイラルスロープ)、偶然にも建物前の道路と勾配が同じ1/20であった。
過去と現在を断ち切らず、「再生」を行った作品である。
建物上部は38戸の住居となっており、家賃60万円で住むことができる。いつか住みたいものだ。